「日本国紀」の副読本

「日本国紀」の副読本
百田尚樹・有本香

日本史は大嫌いだった。

受験に必要だったので取っていたが、まあ酷い点だった。

「日本国紀」は相当気を配って飽きないように作ってあるが、それでも俺には眠かった(笑)

それに比べると、話し言葉が中心であることもあって、こちらの方が随分読み易かった。

大筋の意見には全くその通りだと思うが、ただ1点。

おそらくこの2人はデジタル社会のリテラシーがかなり不足している。

「日本国紀」が必要以上に批判されるのも、おそらくそこが原因じゃないか。

今大学を卒業した、あるいは卒業しようとする人なら、自分の論文にWikipediaからの抜粋は恐ろしくて絶対しないだろう。

この2人にはそれが通じないのだ。

他の本と同じようにWikipediaを参考資料として用いる。

別にWikiからの情報ですよ、という脚注でもあれば良かったんだが、今の若い人とこの2人の間ではそこが多分お互い考えられないほどの差がある。

おそらく指摘しても何のことを言っているのか、そもそもそこのところがよくわからないはずだ。

著者たちが言う通り、「日本国紀」はwebの「虎ノ門ニュース」など、デジタル化された社会にしかあり得ない売れ方をしたし、俺もこれは新しい本の売り方だなと思ってちょっと興奮した。

その2人がデジタル・リテラシーに疎いとは誰も思わないんだが、結構インターネット周辺でも知らないことがあるようなのだ。

百田さんも有本さんもそれぞれの分野では大活躍されていて、その名声が「日本国紀」をあれだけ売ったんだから、幻冬舎はデジタルに詳しい編集者をつけるべきだったと思う。

別に今ついてる編集者が悪いというのではなく、どの情報なら完全に信用して良いのか、どの情報は話半分、どの情報は怪しいといった若い人なら皆知ってるような情報を百田さんに教え込んでいたら、「日本国紀」はもう一段凄い読み物になっただろう。

まあでもそういうことを差し引いても、一度は読んでみる価値のある本です。

2冊共にね。

めしばな刑事タチバナ32

めしばな刑事タチバナ32
旅井とり

これも地味に面白い。

最近キャラが多すぎる気もするが、キャラは二の次なので。

今回はからあげ。

からあげをどう話に絡めるかと思ったがこうきたか。

刑事ゆがみ6

刑事ゆがみ6
井浦秀夫

これは地味に面白いんだよな。

今回は3編。

どれもなんかありそうな事件。

だかありそうもないような結末がある。

個人的には最後の「半分黒い」が好き。

典型的には犯人はこいつで、と思わせといて逆転、でも一筋縄ではいかないところがなかなか良かった。

HUNTERxHUNTER19

HUNTERxHUNTER
富樫義博

この巻が今までの中で一番酷いと思う。

ある程度キャラの処理が面倒だと殺してしまう訳だけど、それが一番酷く出た巻。

キャラは作者の創造物なんで、別にどこで死のうが構わないわけだけど、ここでこう死なせるか、というのはあった。

カイトなんかは今再生してるけど、これからどう扱うんだろう。

ほったらかし?

HUNTERxHUNTER18

HUNTERxHUNTER18
富樫義博

グリードアイランド編終了。

なんかこの辺からちょっと違ってきたかなという気がする。

10代にもならない子供を平気で殺すようになった。

蟻編があんな風になったのも宜なるかな。

HUNTERxHUNTER17

HUNTERxHUNTER17
冨樫義博

まとまってたのでこれを先に書いてしまう。

この辺ドッジボールだね。

2003年か。

まだ少しやる気(?)の見える富樫だった。

トランプの黒幕

トランプの黒幕
渡瀬裕哉

そこそこ面白かったかな。

共和党内部がどのように分裂していて、トランプが勝つまでにどの勢力が後押しをしたかなど、わかりやすく書かれていた。

一方でリベラル派については俺も知っていることが多かった印象。これはまあ作者の専門外のことなので仕方ないか。

中国との部分はこの時点では読みが外れたね。ペンス副大統領の演説以来、アメリカがここまでやる気を見せるとは思わなかった。

トランプの背後の力関係を知りたい人にはお勧めします。

ただ地味だよな・・・

もう少し売れる装丁とかできないのかね。